カテゴリー「 作曲」の3件の記事

瑞龍寺ライトアップ 2014

4/28から3日間行われた瑞龍寺ライトアップが終了しました。
開催期間中の天候の崩れが予想されていましたが、
幸いイベント中に降ったのは
中日の29日だけのようだったみたいですね

というわけで、今年最初のブログ更新は
瑞龍寺ライトアップについて。
見に行かれたかたはご存知だと思いますが、
今年のライトアップはプロジェクションマッピングが
試験的に取り入れられました。
プロジェクションマッピングというのは
投影する対象の形状に合わせて映像を
張り合わせていく(マッピング)手法のことを指します。
(対象は必ずしも建築物とは限りませんが、
ここでは建築物を対象にしたものを前提にします)
ここ数年、いろんな場所で行われるようになりましたが、
個人的に印象に残っていて、
自分の中の一つの基準(あるいは目標)と
なっているのが、2012年に行われた復元された
東京駅舎でのプロジェクションマッピング
「TOKYO STATION VISION」です。

当時の国内最大規模のプロジェクションマッピング
だったので、それと今回のライトアップのものを
比較するのはもあまりに酷なのですが、
あくまで参考ということで例えば規模の点で
比べるとTOKYO STATION VISIONの投影対象である
東京駅舎は高さ30メートル、幅120メートル。
今回の瑞龍寺ライトアップの投影対象となった
回廊の外壁は高さ3メートル、幅20メートル。
また、TOKYO STATION VISIONで使用された
プロジェクターは46台で、今回の瑞龍寺ライトアップで
使用されたプロジェクターは3台。
(ちなみにTOKYO STATION VISIONで使用された
プロジェクターの輝度は2万ルーメンクラスだそう)

このように両者は次元の違う規模なのですが
(当然予算の規模も次元が違うわけですが)、
実はそれ以外の点でも重要な違いがあります。
TOKYO STATION VISIONは、それ自体が
主であるイベントとして行われたのに対して、
瑞龍寺ライトアップのメインはあくまで
「瑞龍寺という建築物のライトアップ」だということ。
プロジェクションマッピングはアトラクションの一つであり
それはライトアップに代わるものではないということです。
試験的導入ということもありますが、
今回、山門(国宝)を投影の対象としなかった
のはそういう理由もあったようです。
ただ、試験的と言え一度取り入れてしまうと
「来年は今年以上のものを」と今回見られた方の
多くが思うことではないかとも思います。
実行委員会も悩ましいところでしょうね。

最後に、ライトアップが終わった今だから
言えるのですが、今回のプロジェクションマッピング、
実は、映像制作サイドと音楽制作者である
僕は一度も打ち合わせを行っていません。
しかも、制作にあたってのテーマや
シナリオなども存在しません。
本番直前のリハーサルでお互いに
作ってきたものを「せーの」で出し合った
と言うのが今回のコラボの実態といっても
過言ではないと思います。
これは、これまでテレビをはじめとする
映像に関わる音楽制作に携わってきた
者としては「あり得ない」ことです。
これは非難ではなく純粋な「驚き」です。

映像が付くことは意識しながら曲は書きましたが、
その映像の中身は全く想像がつきませんでしたし、
それは、映像制作のほうも同じだったろうと思います。
見た方ならわかると思いますし、
YouTubeにアップされていた上記の動画を
見てもわかると思うのですが、音楽と映像の
一体感がまるでありませんね。(苦笑)

果たして、来年のライトアップではどうなっているでしょうか。

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Quantum Leap Symphonic Choirs

久しぶりの更新です。

歌詞を入力して歌わせるソフトウェア音源としては
ボーカロイドが有名ですが、
そのボーカロイドの初代シリーズと同時期に
やはり歌詞を入力して歌わせるという音源に
Quantum Leap Symphonic Choirs」(以下、QLSC)
というのがありました。*
古いソフトだし、知らない人も多いと思うのですが、
個人的には結構気に入っていまして、
ふと、記事にしてみたくなりました。

*当時Kompakt版だったものが、現在PLAY版として
 販売されています。

次の動画を見ていただければ
音源の概要が掴めるかと思いますが、
いわゆるクワイア系の音源で、
「Word Builder」というツール(MIDIプラグイン)を
使用すると入力した歌詞に従って
「合唱」してくれるという機能を持っている音源です。

ボーカロイドのような音声合成システムを
ベースにしたものではなくて、
Kontaktのようなプレイバックサンプラーと
それをトリガーするMIDIプラグインの
組み合わせで歌わせるシステムになっています。
早い話がプレイバックサンプラーに母音、子音
のサンプリングをマッピングしておき、
「Word Builder」が歌詞に対応したノートを
トリガーするという訳です。
結構な力技と言えますね。

日本語には対応していない事もあって
日本語の歌を歌わせるのには
全く向いていないのですが、
デモソングを聴いて、日本語以外であれば、
結構いけるんではないかと、2007年辺りに
アメリカから購入した記憶があります。

特に興味があったのは、特定の言語ではない
「造語」で歌わせる事でした。
というのも、僕は90年代後半に
カール・ジェンキンス 率いる
「アディエマス」という音楽ユニット
にハマっていた時期がありまして、
彼らの作品のような造語の詞の曲を
QLSCを使って作ってみたいと思ったわけです。

当時作った曲の一部を紹介させていただくと…

曲の導入部として試作したもの
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あるイベント用に書き下ろした作品
造語には子供たちに明るい未来をという願いを込めました
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QLSCとは直接関係ありませんが、
90年代後半にアディエマスのような
造語のボーカル、コーラスが入る事を想定して
作った曲に拙作の「セコイア」があります。
原曲はSC88のみで作ったものだったのですが、
その後、「素敵な宇宙船地球号」サントラ制作が
きっかけで河井英里さんとの出会いという幸運に恵まれ、
「セコイア」そして「ユニバース・ボーカルバージョン」が、
彼女の作詞と歌によって、僕が当初から望んでいた
姿になっていったのでした。
YouTubeにそのユニバースのほうが
アップロードされていたので貼っておきます。

ありがとう、英里さん。

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1年に1回しか更新しないブログ?

みなさん、こんにちは。

前回1年ぶりの更新をしたわけなんですが、
なんと、あれから、またまた1年が経過して
しまいました。
1年に1回という驚くべき更新ペースとなっております。
(コメント欄への書き込みを含めれば、
完全に空白というわけではありませんが)
子育ての中にいるとあっという間に月日が
流れていくものだとつくづく感じます。
この記事も二人の子供を寝かしつけてから
書き始めました。

さて、そんな慌しい生活の中、
今回のブログ更新のきっかけとなったのは
先月タブレットPCを購入した事でした。
自分には必要の無いもの(スマホも持ってません)
だと、これまで購入を検討した事もなかったのですが、
そこそこ使えそうな音楽アプリがipadに存在する
事を知って興味を持ち始め、先月、
新型ipad(第三世代)の発売で現行のipad2の価格が
下がったのを機に興味半分で購入してみたのです。
ipadにしろ、Androidにしろ、既にタブレットを
使ってる人にとっては今更感ありまくりだと思いますが、
初タブレットの僕は、実際に使ってみて驚きましたね。
軽いカルチャーショックを受けるくらいに
よく出来たアイテムでした。

Ipad2__4


詳しい事はブログの更新も兼ねて追々
書いていけたらと思っていますが、
かつてヤマハのQY10やローランドのPMA-5などで、
モバイル作曲家を夢見た人達(?)にとっては、
一つの到達点となるアイテムになるかもしれません。
かくいう僕もかつてそれを夢見た一人で、
QY20から始まって、次にPowerBook、Windowsノートと
渡り歩きましたが、ipad、そしてその上で動く音楽アプリは、
それらとは明らかに一線を画していると感じます。
もっとも、これから使っていけばいろいろ不満も
出てくると思うんですが、
第一印象としてはすこぶる好印象です。

Qy10_2
YAMAHA QY10
Pma5_2
Roland PMA-5

ちなみに僕が最初に購入した音楽アプリは
NanoStudio と Music Studio の2本です。
あと音楽とは何の関係もありませんが、
電子書籍「ドラえもんの秘密」も買ってみました。
あ、いえ、期間限定で安かったものでつい・・・85円でした。

Nanostudio_3
NanoStudio

Musicstudio_2
Music Studio

基本的なインタフェースが優れているので、
作曲のツールとしての使い道以外にも様々な事に
使えそうな事も収穫でした。
例えば、このブログの更新やメールチェック。
今まではパソコンの前に座らないと何もできません
でしたが、タブレットならうちのどこにいてもできます。

ちなみにiTunes Storeでのアプリ、書籍、楽曲などの購入は
クレジットカードかiTunesカードでのチャージが基本だと
思うのですが、iTunesカードはキャンペーンやセールで
安く購入できる事があるので、
タイミングがよければそれを利用しましょう。
経済的にもまた、セキュリティの面でも、
クレジットカードより安心だと思います。

僕はちょうどイオンで購入額に応じた額面の
iTuneデジタルコード*がもれなくもらえる
というキャンペーンをやっていたので、
10,000円のカードを購入してみました。
http://www.ure-seedcp.com/
ウェブサイトからの申請後にメールでデジタルコードを
送ってくるようです。(10,000円だと2,000円分)
購入期限は5/6まで。

*iTunes Storeアカウントに対象の金額分を
 チャージすることができるコード。

さて、最後になりましたが、
音楽制作方面の近況です。
現在4/28から始まる春の瑞龍寺ライトアップの
ための曲を制作中です。
(ライトアップの書下ろしとしては通算5曲目)
既に最終のミックス段階に入っていて、
今週中には完成予定です。
今回は春らしい穏やかな曲になりそうです。

Zuiryu_2012_
http://ecchu-takaoka.com/

それでは、できれば、近いうちにまた。

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