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2012年11月

ポケモン

以前、この記事で紹介させていただいた
うちの息子も現在は小学2年生。
生意気盛り真っ最中といったところで、
父親である僕がやってる音楽は
「絶対にやりたりたくない」なんて
平気で言ってくれます。(苦笑)
では、何になりたいのか聞くと、
「考古学者」
などといってのける。
おまえ、それは音楽以上に食ってくの
大変だと思うぞ…。

さてさて、そんな長男なんですが、
3年前と変わっていないのが、
ポケモンが好きなところ。
毎週放送されている「ベストウイッシュ」
は欠かさず見ているようです。

Photo001
TVを見るうちの子供(兄妹)

この間、ポケモンを見ていた息子に
僕はふと、ある事を思い出してこう言いました。

「実はお父さん、お前が生まれる前にポケモンの
CMの曲を作った事があるんだぞ」

息子の目が輝きだした。

もちろん、これは嘘ではなくて僕が
20代(後半)の頃にやった仕事だったのです。
ただ、ポケモンと言ってもアニメやTVゲームの
CMではなくて、ポケモンのキャラクターを
使ったTOMYのおもちゃのCMだったのですが。

嘘でない事を息子に証明するために
当時、もらったはずのCMのコピーを
そのうち見せてやろうと思っているのですが、
それをどこにしまったかの記憶は既に無く、
また、もし見つかってもテープが劣化していて
再生できない可能性もありそうな気がしてきました。
音楽はやりたくないと言っていた
息子に見せて自慢してやろうと
思っていたのに・・・うーむ。

そこで、思い付いたのがYouTube。
ただ、ヒットしたおもちゃなのか
どうかもよく分からない、しかも
15年くらい前のCMである。
ちょっと厳しいかなと思いつつ
検索しようとしたら、今度は
肝心のおもちゃの名前が
はっきりと思い出せない!

「ピカチュウ」
「しっぽ」
「バンバン」

確か、こんな言葉が入っていたはずだ。
半ば、あきらめつつ検索してみました。

なんと、出た…。

クレジットは入ってないですし、曲も
僕本来の作風とは全く違いますが、
間違いなく僕が手がけた曲です。
レコンポーザで打ち込んだMIDIデータも
探せば出てくるかもしれません。
それにしてもYouTubeすごいな。
(これをアップロードした人も)

ちなみにこの曲、絵コンテをもらった
段階で既に歌詞は決まっていて、
曲もラップ調でという指定がありました。
(もちろん歌っているのは僕ではありません)

しかし、これ息子に自慢できるんでしょうか?

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DAW探しの旅

Cubase_7


11月半ばにSteinbergのCubase7が
アナウンスされました。
僕は6、6.5とパスしてきた事もあって、
早々に7へのバージョンアップを決め、
既に申し込みを済ませました。
あとは全世界同時発売になるという
12月5日を待つだけといったところなのですが…

と言うのは、バージョンアップを
申し込んでおいてなんなのですが、
実は僕はCubaseを使い始めたSX2の
頃からずっとCubase以外のDAWを
物色し続けているのです。
おそらくレコンポーザの数値編集から
Cubaseのピアノロールに移行した時に
感じた様々な違和感がきっかけ
だったと思うのですが、
結果的にそれは、どこかで僕を
待ち続けているはず(?)のDAWを
探す旅の始まりでもありました。

これまでに、

Ableton Live
Image-Line FL Studio
Presonus Studio One
Cockos REAPER
Cakewalk Music Creator
Propellerhead Reason*

*僕が持ってるのはv5なので、
 厳密にはDAWではない

などを試してきました。

Liveのセッションビュー、
FL Studioのパターン構築、
Studio Oneのシンプルさや
マスタリング機能等々、それぞれ、
何かしらCubaseに無い魅力を
持っているのは確かで、それぞれに
ユーザーを獲得しているのも頷けます。

ただ、僕にとってそれらは曲を作る
上で不可欠とまではいかないようで
しばらくは物珍しさ、時には気まぐれも
手伝って使ってはみるのですが、
気が付くとCubaseに戻ってきてる、
そんな事をこれまで何度と無く
繰り返してきています。

さて、そんなDAW探しの旅を
続けている僕が今注目している
DAWが、MOTUの
「Digital Performer(以下DP)」です。
前身であるPerformer時代から、
ずっとMacのみをプラットフォームに
してきた同製品だったのですが、
最新バージョンであるv8から
以前から噂レベルの域を出る事の
無かったWindowsプラットフォームでの
提供が正式にアナウンスされたのです。

Dp8

なぜDPに注目しているのかというと、
単純に新しくWindowsに加わるDAWへ
の興味という事もあるのですが、
それ以上に僕の興味を引いているのが、
DPのMIDI編集能力です。
純粋なMIDIシーケンサーだった
Performer時代からMIDI編集が高く評価されて
いる事は知っていましたし、
自分なりに調べた限りでは、数あるDAWの
中でも唯一"使える"数値編集(リストエディタ)
を搭載しているのがこのDPなのではないかと
いう気がしていて、もしかするとこの辺りが
自分にフィットすると、先に書いた
「僕を待ち続けていたDAWとの出会い」
になるのではないかと密かに
期待しているのです。

しかし、このDP8は元々今年の春にリリース
される予定だったのが、遅れに遅れ、
2013年が迫った今頃になって、
ようやくMac版のみがリリースされようと
しているという体たらくです。
これがMOTUの開発力の一つの現れだと
すると、Windows版に期待している半面、
品質的に一定の水準に達しているのか?
が、非常に心配でもあります。
DAWとしての基本的性能はもちろんですが、
今回から対応となったVST周りの安定性は
個人的に要チェック項目です。

近いうちにネットに上がってくると
思われるMac版DP8のユーザーレビュー
などを参考にしながら、Windows版の
出来を占ってみたいと思っている今日この頃です。

以上、DAW探しの旅の途中からでした。

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秋の夜長のひとりごと 2

Nifty_serve

3年前のちょうど同じ時期に
かつてのパソコン通信時代を振り返る
記事を書いたのですが、その"かつて"の
僕の主たる活動の場であったNIFTY-Serveが
25周年を記念してこの春から期間限定で
復活しています。
Facebookアカウント必須で、
尚且つ「招待」がないと利用できない
という謎仕様なのはまぁ、置いておいて、
懐かしい仲間と久しぶりにネット上で
再会できて嬉しかったです。
同時に当時のコミュニケーションがそこに
あるわけではない事も痛感したわけですが…。

というわけで、今回は3年前の
「秋の夜長のひとりごと」の"パート2"
みたいなものを書いてみたいと思います。

僕がニフティに入会したのは
91年だからもう21年前。
パソコン通信、そしてインターネット
を通じて21年も創作活動していれば、
いろんな人とのいろんな思い出があります。
嬉しかった事、楽しかった事もありましたし、
反対に悲しかった事、残念だった事など、
それはもう本当にいろいろ。

それを書き始めるといくらでも
書ける気もするのですが、
その中で「今、一つだけ」と言われたら、
僕の心に決定的に焼き付いているのが、
比較的最近の今から3年前の出来事。
このブログで「幻想瑞龍寺」のCDを
販売していた時の出来事です。

その人はCDの購入申込みの際のメールで
僕にこんな事をそっと告げてきました。

"(90年代に)山口さんの曲を初めて聴いたのは、
階下の父の部屋から流れてきた「大星夜」でした。"

「大星夜」は僕の初期の作品の一つで、
このメールを受け取った時点で作品
発表から既に17年が経っていました。
この方がお父さんの部屋から
流れてきた「大星夜」を聴いたのが
いくつだったのかは分かりません。
まだ幼い子供だったのかもしれませんし、
或いは既に大人だったのかもしれません。
17年という月日はそれくらいの幅を
与える長さであるともいえます。

175

"「大星夜」は私にとって、
父の思い出へと繋がる曲です。
父は数年前に他界しておりますが、
「大星夜」を聴けばいまも、
曲名など尋ねた私に嬉しそうに
答えていた父の様子を思い出し、
懐かしい気持ちになります。
とても思い入れのある曲です。"

この文章からはっきり分かる事。
それは、階下で拙作を聴いて
下さっていた、この方のお父さんは
既に亡くなられているという事でした。
親子で拙作を聴いて下さっていた
だけでなく、「大星夜」が亡くなられた
お父さんとこの方を繋ぐ思い出の曲と
して今も心の中に流れ続けている事に
心が揺さぶられました。

長く作曲をやってきて嬉しかった事は
多々あれど、これほどまでに喜び、
そして動揺(もちろん良い意味で)
した事はありません。
作曲をやってて良かったと心から
思えた瞬間でもありました。

「大星夜」を発表して今年で丸20年。
当時20代だった僕が40代になって
しまった事にも気付かされ、
うろたえたりもしておりますが、
これからもマイペースで創作活動を
続けていきたいと思っています。
そして、またいつの日か、
作曲をやってて良かったと思える瞬間に
出会う事ができればと思っています。

秋の夜長のひとりごと…

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