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秋の夜長のひとりごと 2

Nifty_serve

3年前のちょうど同じ時期に
かつてのパソコン通信時代を振り返る
記事を書いたのですが、その"かつて"の
僕の主たる活動の場であったNIFTY-Serveが
25周年を記念してこの春から期間限定で
復活しています。
Facebookアカウント必須で、
尚且つ「招待」がないと利用できない
という謎仕様なのはまぁ、置いておいて、
懐かしい仲間と久しぶりにネット上で
再会できて嬉しかったです。
同時に当時のコミュニケーションがそこに
あるわけではない事も痛感したわけですが…。

というわけで、今回は3年前の
「秋の夜長のひとりごと」の"パート2"
みたいなものを書いてみたいと思います。

僕がニフティに入会したのは
91年だからもう21年前。
パソコン通信、そしてインターネット
を通じて21年も創作活動していれば、
いろんな人とのいろんな思い出があります。
嬉しかった事、楽しかった事もありましたし、
反対に悲しかった事、残念だった事など、
それはもう本当にいろいろ。

それを書き始めるといくらでも
書ける気もするのですが、
その中で「今、一つだけ」と言われたら、
僕の心に決定的に焼き付いているのが、
比較的最近の今から3年前の出来事。
このブログで「幻想瑞龍寺」のCDを
販売していた時の出来事です。

その人はCDの購入申込みの際のメールで
僕にこんな事をそっと告げてきました。

"(90年代に)山口さんの曲を初めて聴いたのは、
階下の父の部屋から流れてきた「大星夜」でした。"

「大星夜」は僕の初期の作品の一つで、
このメールを受け取った時点で作品
発表から既に17年が経っていました。
この方がお父さんの部屋から
流れてきた「大星夜」を聴いたのが
いくつだったのかは分かりません。
まだ幼い子供だったのかもしれませんし、
或いは既に大人だったのかもしれません。
17年という月日はそれくらいの幅を
与える長さであるともいえます。

175

"「大星夜」は私にとって、
父の思い出へと繋がる曲です。
父は数年前に他界しておりますが、
「大星夜」を聴けばいまも、
曲名など尋ねた私に嬉しそうに
答えていた父の様子を思い出し、
懐かしい気持ちになります。
とても思い入れのある曲です。"

この文章からはっきり分かる事。
それは、階下で拙作を聴いて
下さっていた、この方のお父さんは
既に亡くなられているという事でした。
親子で拙作を聴いて下さっていた
だけでなく、「大星夜」が亡くなられた
お父さんとこの方を繋ぐ思い出の曲と
して今も心の中に流れ続けている事に
心が揺さぶられました。

長く作曲をやってきて嬉しかった事は
多々あれど、これほどまでに喜び、
そして動揺(もちろん良い意味で)
した事はありません。
作曲をやってて良かったと心から
思えた瞬間でもありました。

「大星夜」を発表して今年で丸20年。
当時20代だった僕が40代になって
しまった事にも気付かされ、
うろたえたりもしておりますが、
これからもマイペースで創作活動を
続けていきたいと思っています。
そして、またいつの日か、
作曲をやってて良かったと思える瞬間に
出会う事ができればと思っています。

秋の夜長のひとりごと…

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