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2009年12月

スーザン・ボイル


YouTubeやTVで彼女を見た人も多いんじゃないかと
思いますが、スーザン・ボイルのデビューアルバムが
先日発売されました。
僕はボイルの存在はポール・ポッツ同様YouTubeで知りました。
有名な人なので詳しい説明は他に譲りますが、
さえない容姿の48歳になるおばちゃんが
実は美しい声を持つ歌姫だったという事で
イギリスの人気オーディション番組
「ブリテンズ・ゴット・タレント」で、一躍、時の人に。

アルバムは予約の段階から結構話題に
なっていましたが、本国イギリスでは一週間で
40万枚以上という、デビューアルバムとしては
驚異的なセールスを記録したようです。
日本版にはボーナストラックとして、
「Wings To Fly」が収録されています。
聴けばすぐに分かると思いますが、
この曲は赤い鳥の「翼をください」のカバーで、
なんというか、日本人の心をくすぐる上手い戦略ですね。

その「Wings To Fly」ですが、
シンセパッドとボーカルのみという編成で
サビの部分から曲が始まるのですが、
これがぞくっとするほどいいです。
この声が48歳のおばちゃんとはとても思えない。

ただ、個人的にはその後の展開というか、
アレンジが今ひとつでもったいない気もしました。
中でも気になったのがバックコーラス。
コーラスも歌詞を歌うような、いわゆる合唱的なノリは、
このアレンジには似合わない気がします。
特に最後の転調後のサビは、コーラスに頼らない
アレンジで突き抜けてほしかった。
もっと彼女のソロを聴かせるアレンジのほうが
絶対いいものになったと思うんですが、
まぁ、ボーナストラックですし、このほうが
お約束な展開でわかりやすいとは
言えるのかもしれませんね。

さて、彼女が美しい声の持ち主である事や
歌の才能がある事は間違いないと思うのですが、
例えば、全く情報無し、先入観無しでこのアルバム
聴いた場合、歌手としてそれほど飛び抜けたものを
感じたどうかは個人的には疑問です。
しかし、彼女の持つ人間性(僕が知りうる限りの情報を
元にしたものですが)が、その歌声と重なるときに、
彼女にしかできないと思わせる歌の世界を描き出すのです。

歌い込みが足りないのでは?
と思わせる曲もありましたが、
彼女の持ち歌のようになってしまった、
「I Dreamed A Dream」は素晴らしいし、
全体的にポピュラー寄りの選曲は、
誰にでも親しめる内容になっていると思います。
YouTubeにオフィシャルチャンネルと思われるものが
既にあって、アルバムのトップを飾っている
ローリング・ストーンズの「Wild Horses」のカバーが
フルコーラス聴けるものがありましたので、
記事冒頭に貼っておきました。よかったらどうぞ。

Sony Music Japanのスーザン・ボイルのページ
(Wings To Flyの一部が聴けます)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/susanboyle/

左から、日本版US版UK版です。
*価格は輸入盤であるUS版、UK版が安いのですが、
「Wings To Fly」が収録されているのは日本版のみです。

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