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メールアドレス

M

『初めてメールを貰った時の事を憶えていますか?』

インターネット以前のパソコン通信時代には、
そもそも「メールアドレス」という概念すら無く、
メールは入会時に発行されるID(背番号みたいなもの)
宛に送るという、今で言うと、会員制サイト内でのPM
(プライベートメッセージ)のようなシステムでした。
そしてIDは非公開に出来ませんので、言わば常に
メールアドレスが公開されている状態とも言えました。
しかも、メールは送信相手に実名が開示されるように
なっていて匿名性は無いに等しかったのです。
ですから、スパムらしいスパムもなく、メールは極めて
健全なコミュニケーションの道具と言えました。
ネットにアクセスした時に、

<<未読 1通>>

とか表示されるとそれだけ嬉しかった、そういう時代でした。

そうした健全なコミュニケーションの道具だったメールを
変質させたのが、インターネットの普及と共に瞬く間に広がった
「スパム」と言われるメールです。
こちらが望まないメール(主に広告)が、インターネット上に
公開されているアドレスに対し、一方的にしかも無差別、
大量に送信されるようになりました。
しまいにはインターネットをクロールしてHTMLのソース内に
含まれるメールアドレスを拾い集めてくるbotまで出てくる始末。
こうしたスパムの蔓延でアドレスを不用意に公開しないのが
当たり前になりましたし、この頃からスパムのターゲットとなった
アドレスを変更する友人、知人が多くなりました。

もう一つの変化としてネット上での買い物やソフトウェアの
ユーザー登録の際などにもメールアドレスが利用されるように
なった事があげられるかと思います。重要な個人情報の
一部となり、これまでより慎重な扱いが求められるように
なったという事でしょうか。
ご存じの方もおられるかと思いますが、Paypalなんかは
メールアドレス一つで簡単にオンラインでの
送金、受け取りができてしまいます。

と、まぁ、いろいろ書いておいて何なんですが、
特に結論らしいものはありません。
今と昔では、メールに対する認識が随分変わったな
という個人的な所感、雑感です。
ちなみに当ブログのサイドメニューから送信できる
メールアドレスは、僕が持っているアドレスの中では
一番古いもので、Nifty-Serveの時代から20年近く
使い続けているものです。
一時はスパムにまみれ変更を考えた事もあったのですが、
プロバイダ側と自宅のパソコン側でのフィルタリングで
スパムの99%は防げるようになりました。
時々、懐かしいハンドルネームと共にこんなメールが
届く事があります。

「このアドレスはまだ生きていますか?」

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日記・コラム」カテゴリの記事

コメント

 懐かしいですねー。。

 私は、パソコン通信を始めたとき、ハンドル(笑;今は、、、ニックネーム?)を付けるのが恥ずかしくて、そして、通信上で別人格にならないようにという戒め(笑)も込めて、本名で始めました。今からするとほんとおそろしいです。。でも特に困ったこともありませんでした。
 インターネットの時代になってサイトを作るに際に「ゆきを」に決めました。いろんな意味ですごくしっくりくる名前です。

 一番古いメールアドレスはスパム・・というより、えっちなメールが来るのがすごく嫌で、箱は同じですがメアドを変え、前のメアドのは転送しない設定にしました。そしてネット上で使うアドレスは、別のモノをとりました。古いひとが連絡付けようとするときには、一応HPからフォームで届くようにしています。

*

「このアドレスはまだ生きてますか?」

 というのは、なんかすごくすてきな感じに響きますね。「生きてますか?」ってのはパソコン関連での独特の言葉ですね。「使ってらっしゃいますか?」っていうのと、全然ニュアンスが違う、いろんな背景が見えますね。

投稿: ゆきを | 2009.09.09 14:06

ゆきをさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにゆきをさんは本名でしたね。インパクトありました。
でも、ゆきをさんもご存じのはずの富山のSさんも本名でしたし、
フルネームでなくとも、名字、或いは名前のいずれかをHNに
していた方は振り返ってみると結構おられましたね。
もちろん、全体としては少数でしたが。
おおらかな時代だったとも言えますし、そのほうがむしろ自然だと
感じた事も度々ありました。特にオフで実際にお会いする事も
珍しくなかったフォーラムにいたのでなおさらでした。
実際に会ってとハンドルを名乗るのは最初ものすごく
抵抗がありましたよ(笑)

い、いかん、メーとは全然関係ない話になってしまった。

投稿: 山口道明 | 2009.09.09 19:49

webで買い物ができるとなると
売る方も情報収集をして戦略を練ることを考えますよね。
個人的にAmazonでよくCDを買うんですが
(自分の買うようなCDは普通の店には売ってないのん...)
しばらく放っておいてサインインしてみると
あなたへのお勧め!みたいなのが山ほどたまってます。
買い物の傾向から、情報分析して
自動的にお勧めページを生成しているようです。
見てみると殆ど持っていたりするが...

ところで、こたつ君の場合はメールの話よりも
チャットの懐かし話をしたほうが面白いかと。

投稿: Qぽん | 2009.09.10 20:08

僕もAamzonを使った事ありますのでよく分かります。
同様のお勧めメールもよく来ますよね(笑)
以前、子供のアトピーで大変だった時に関連書籍を
アマゾンで何冊か買ったのですが、それ以来アトピー
関連の本が出るたびにご丁寧にお知らせしてくれます。
もう、必要ないんですけどね…。
あと、これも以前、なぜか吾妻ひでおの漫画をアマゾンで
買った事があるのですが、それ以来…(以下省略)

投稿: 山口道明 | 2009.09.11 03:41

GBA03232 まだうっすらと覚えている、懐かしい。
自分のIDはもう喪失してしまったがHDA00014だった、この記憶力皆無の自分が未だにもう使いもしない数列を覚えている事実にちょっと驚いた。(^^;

投稿: さかもと | 2009.09.21 00:50

この無機質な英数字の並びが不思議な事に当時は
その人の個性のように感じる事もありました。
ある人に「子龍さんのIDってミニミニ(3232)だね」
って言われて、へーそんな読み方もあるのかと
なんだかえらく感心したのを憶えています。(笑)

思えば、音も画像も無かったですし、
モニターに表示されるのは文字だけで、
ある意味非常に想像力をかき立てられる世界でしたね。

投稿: 山口道明 | 2009.09.22 00:43

あまりに懐かしくて、思わずコメントしてしまいます。
覚えていらっしゃるかどうか、FMIDIORGにおりましたHivikiです。
最新の記事にコメントとも思ったのですが、このメールアドレス(というかID!)がまたまたあまりに懐かしくて、この記事にコメントさせていただきます。
こちらのコメント欄にも懐かしいお名前(ハンドル)がありますね。

今「心象夜景」を聴きながらこれを書いています。
(「風雲」も聴いてます)
ふと思い立ってサーチしてネットで見つけました。
そしてこちらにたどり着きました。
あれから(いつから?)随分と年月が経ちましたが、お元気にされているようでなによりです。
これからのご活躍を願っております。

P.S
自分のNIFのIDですが、うろ覚えで(何せ20年以上も前のことなので)たしか「PXM1?03?」な。。。

投稿: Hiviki | 2011.12.06 04:08

おお、HIVIKIさん!懐かしすぎますぜ(^_^)。

元々はNiftyのIDだったわけですが、今はこういう無機質な
アルファベット3文字と数字5桁の組み合わせのアドレスを
メインで使ってる人って少ないような気がしますね。

ところで、メールアドレスだけでなく、メインのプロバイダ
としてもNiftyを二十数年使い続けてきたのですが、
先日、他社へ切り替える手続きを行いました。
と言っても、Niftyに不満があったわけではなく、
不満だったの低速なインターネット回線(ADSL)の方でした。
この間、数十GBのサウンドライブラリをオンラインで
海外から購入したら、ダウンロードに5日間とかかかって
しまい、さすがにこれはやってられないと、
回線をプロバイダごとCATVに切り替える事に
したという次第です。
Niftyに関してはメールアドレスだけを利用するために
基本料金のみのコースに変更しました。

・・・と、久しぶりにネットでお会いできたのに、
私事ばかりすみません。(^^;)

P.S.
懐かしい拙作の名前が出てきてちと恥ずかしいです。

投稿: 山口道明 | 2011.12.07 15:48

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